浅草・秋葉原にほど近い台東区鳥越に、延長230メートル、そのほとんどが、日用食料品を取り扱う店舗が連なる商店街「鳥越おかず横丁」があります。
始まりは明治末期まで遡り、震災などさまざまな困難を乗り越え、発展してきました。鳥越は、もともと町工場で有名な町で、多くの工場がありました。そこで働く人々が、家ではご飯さえ炊いておけば食事ができると、“おかず”を買い求めやってくることから、「おかず横丁」と呼ばれるようになりました。現在でも、多くの日用食料品店や、ものづくりを生業にしている企業・職人が多く存在する特異的なエリアとして、栄えております。
そんな「おかず横丁」では、月に一度、多くの方に“ものづくりの楽しさを伝えたい”という思いから、ワークショップイベントを開催しております。来月、12月3日(土)に開催されるイベントで、2週年を迎えることになりました。今回は、参加企業数が過去最多の10社となり、これまで以上の盛り上がりが見込まれております。
■開催概要
開催日:2016年12月3日(土)11時~17時
場所:おかず横丁(東京都台東区鳥越1丁目鳥越本通り)
参加企業数:10社(予定)
■出展企業・ワークショップ内容
NOLA:革のコインケース製作体験。
Misuzuya:生地とリボンを選んでつくるロゼット、平くるみとハートのくるみボタンの製作体験。
田中箔押し所:革タグやワークショップでお作りいただいた物にイニシャルを箔押し体験。
※普段箔押し工場に来られない方には、当日箔押し加工の御相談を承ります。
First Universal Press:活版印刷体験。
工作さんの工作教室:「紙」でつくるあんなモノ、こんなモノ。
動物墨絵士佐藤周作:写真立てなどを素敵に塗りなおすワークショップ。
BRASS ステーショナリー雑貨販売。
サンクデザイン:竹林を間伐した竹を使用し、 ランプシェード製作体験。
リアライズ:ブリキ自動車の色塗り、布を選んで丸型布ミラーの製作体験。
CANDIY:オリジナルレザーコーヒースリーブ製作体験
■ものづくり横丁について
「ものづくり横丁」は、モノマチエリアと呼ばれる東京都台東区内で年1回開催され、3日間で10万人が来場するイベント「モノマチ」で知り合った企業6社が集まり、地域の方に「ものづくり」の楽しさや素晴らしさを体験してもらえるような取り組みを行っているイベントです。同エリアはモノづくりの企業や職人が数多くある特別なエリアです。しかし、各社・職人ともに作ったモノを企業と取引するいわゆるBtoBのケースが多く、これまで一般の方たちと触れ合う機会があまりありませんでした。そのような機会を定期的につくり、多くの人たちに「モノづくり」の楽しさ、素晴しさを知ってもらいたい、さらにはより活気のある街を目指したい、というのが「ものづくり横丁」をスタートさせた経緯です。ここ数年人気のエリアとして多くの人気店が誕生し多くの人が移り住んできているこのエリアで、企業や職人たちが織り成す技術力をさらに広め、お子さんや新しくこのエリアに住み始めた方々に「ものづくり体験」を通して“この地域の魅力”を伝えていきたいと考えています。
■ものづくり横丁の今後について
今回で2周年を迎えますが、徐々に若いファミリー層のご来場者が増えてきています。今後はさらにファミリーで来られた方たちが貴重な経験ができるようなワークショップなどを増やしていきます。また、現在エリア内に共同で借りている物件を利用し、クリエーターや職人の作品などをお披露目する場を提供するなど物件を有効活用できる取り組みを増やしていきたいと考えています。
■関連サイト
おかず横丁 HP : http://www.jec.ac.jp/work/website/w_03/data/index.html
株式会社リアライズ:http://realize-group.co.jp/
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