東京の公共にあるデッドスペースを活用するアップサイクル実験が千代田区にて始動!

東京の公共にあるデッドスペースを活用するアップサイクル実験が千代田区にて始動!

役目を終えたコロナ対策パーティションをまちづくりの原材料に。
 

グッドデザイン・ニューホープ賞受賞作品、“Tokyo Dead Space 100 -空いてるスペース使ってもいいですか?-プロジェクト”、実装実験イベント第一弾・第二弾、千代田区にて連続開催決定!ー
 

ポンドデザイン研究所は、東京都立大学システムデザイン学部インダストリアルアート学科・学域インテリアデザインスタジオと共同で、千代田区が推進する「ウォーカブルなまちづくり」の一環として、2つのイベント『すきまキッズラボ』『Tokyo Upcycle』を開催します。本イベントは「モノ」と「空間」のアップサイクルをテーマに、役目を終えた新型コロナウイルス感染症対策のパーティションを再利用し、おもちゃや立体アート作品へと価値転換します。舞台となるのは、路上喫煙や不法投棄など地域課題を抱えたすきま道とガードパイプ空間です。「環境配慮 × 地域課題の解決 × 遊び心」を掛け合わせ、歩きたくなる公共空間の創出を目指す取り組みです。
 

※アップサイクルとは、本来であれば捨てられたり、リサイクルされて価値が下がってしまうような廃材や不用品を新しいアイデアやデザインによって価値の高い製品に生まれ変わらせることです
 

 


イベント第一弾『すきまキッズラボ』

道にチョークで絵を描いたり、カラクリおもちゃを作ったりするなど、遊びながら創造力と表現力を育む子ども向けの屋外イベント
 

[開催概要]

日 時:2025年11月30日(日)11:00〜16:30 
※雨天の場合は中止となります。
※最新情報はイベントHPにてご確認ください。

会 場:東京都千代田区岩本町1-14と東神田1-1に挟まれたすきま道
https://maps.app.goo.gl/i1prkyebkCRPxEsm9
参加費:無料
アクセス:馬喰横山駅より徒歩6分、岩本町駅より徒歩8分、秋葉原駅より徒歩10分
イベントHP:https://www.instagram.com/sukima.kids.lab
 

 

■パタパタおもちゃづくりワークショップ (所要時間:30分程度)

パタパタおもちゃは、持ち手を180度ひねると連鎖的に板がひっくり返るカラクリおもちゃです。ハサミやカッターを使わず、シールを貼る作業のみで制作できます。小さなお子様向けにスライドパズルづくりのキットもご用意しています。

※こちらのワークショップは材料がなくなり次第終了となります
 


左画像:パタパタおもちゃの完成形 右画像:スライドパズルの制作風景
 

 

■道にチョークでお絵描き

道を大きなキャンバスに見立て、のびのびと楽しむことができます。
 


 

 

■立体パズル

スリットの入ったアクリル板を組み上げることで、さまざまな立体オブジェをつくって遊べます。
 


 

 

▶︎会場は高い建物に挟まれたすきま道

会場は東京都下水道局が管理している道です。少し薄暗く、人通りも少ないため、路上喫煙の問題に悩まされている場所です。この場所を少しでも明るく、また地域に開かれた賑わいあふれる交流の場にすることを目標に実施します。
 


 

 


イベント第二弾『 Tokyo Upcycle 』

役目を終えたコロナ対策パーティションを再利用し、カバンの展示とまちづくりのアイデアを形にするワークショップを開催
 

[開催概要]

日 時:2025年12月13日(土)11:00〜16:30
※雨天の場合は翌日12月14日(日)11:00〜16:30に延期となります。
※最新情報はイベントHPにてご確認ください。

会 場:東京都千代田区有楽町2-4-11付近
https://maps.app.goo.gl/5VJX8rqKf8AoJ4sP8
参加費:無料
アクセス:日比谷駅より徒歩1分、有楽町駅より徒歩2分、銀座駅より徒歩5分
イベントHP:https://www.instagram.com/tokyo.dead.space
 

 

■カバンの展示

コロナ対策パーティションのアクリル板を「美しいシート状の透明素材」と捉え直し、カバンという“内”と“外”の関係性をもつプロダクトを題材に、6つのデザインスタディを展示します。レーザー加工機によるカットや彫刻、真空成型機による曲げ加工など、多様な技法を用いてアクリル板に新たな価値を吹き込みました。
 


カバンの試作パーツ
 

 

■アクリルアートづくりワークショップ (所要時間:15分程度)

開催場所を題材に、「あなたが思い描く理想のまち」を楽しく考えるワークショップを行います。イラストが描かれた6枚のアクリル板を重ねることで、奥行きのある立体的なイラストが完成するしくみです。イラストは「カフェスペース」「植物園」「路上ライブ」など、まちをアップデートするヒントを多数ご用意しています。自由な発想で、未来のまちの姿を一緒に描いてみましょう。

※こちらのワークショップは材料がなくなり次第終了となります
 


活用アイデア「カフェスペース」の制作映像
 

 

▶︎会場はガードパイプで囲まれたスペース

会場は都道304線の歩道にあるガードパイプが2重に設置された場所です。路上喫煙や無断駐輪、不法投棄の問題に悩まされているエリアです。通り過ぎるだけの道ではなく、人が立ち寄り、滞在できる道へと転換することで、明るく開かれた空間として活用します。
 


 

 


主催者情報

ポンドデザイン研究所
HP:https://www.ponddesignlab.com
 

都市デザインからインテリア、プロダクトデザインまで幅広く手がけるデザイン事務所です。本イベントは、代表・沼野航が2024年に執筆した書籍『Tokyo Dead Space 100』で構想した “東京のデッドスペース活用” の実装実験として実施します。デザインの力で街の隙間に潜む可能性を引き出し、より豊かな都市環境の実現を目指して活動しています。
 


書籍『Tokyo Dead Space 100』
 

 

東京都立大学システムデザイン学部インダストリアルアート学科・学域インテリアデザインスタジオ
HP:https://industrial-art.sd.tmu.ac.jp/studio.html?id=interior

人間と社会と自然を結び付けながら、人々が健全に生きることのできる住環境を研究しています。さらに、造形を通した文化の創造と位置付け、身体と空間の関係性をデザインしています。床・壁・天井などの空間を仕切る要素に始まり、椅子・テーブル・棚・照明などの空間に配置されるものに留まらず、さらに物質として目に見えない、音・光・香りなどもデザインの対象としています。

※令和7年度千代田区ウォーカブル活動採択による支援をいただきながら活動しています
 


koyart 野菜の無人販売什器デザイン
 


ポンドデザイン研究所プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000173759.html